これを読めばギフテッドのことがわかる!ギフテッドを理解するための必読★おすすめ本 

当ページのリンクには広告が含まれています。
ギフテッドおすすめの本

ギフテッドという言葉を耳にする機会が増えたとはいえ、「ギフテッド」という言葉を正しい意味で理解している方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。教育関係者の方や医師ですら誤認識している人もまだ多いとか。
「ギフテッド=天才」「ギフテッド=発達障害」ではありません。

ギフテッドはずば抜けた才能があるとされていますが、同時に本人が生きづらさや困りごとを抱えていたり、周りに理解者が少なく、学校や社会でトラブルを起こすこともあります。
そこで今回は、「ギフテッド」を理解し、より多様性を認める社会にするためにお勧めの本を何冊かご紹介します

もし迷ったら以下の3冊をまずはおすすめします。

わが子がギフティッドかもしれないと思ったら
ギフティッド その誤診と重複診断: 心理・医療・教育の現場から
ギフテッドの個性を知り、伸ばす方法


また、映画「gifted」といった「Gifted/ギフテッド」にまつわる映画もいくつかあります。映像の方がわかりやすいという方にはこちらで紹介しています。

目次

わが子がギフティッドかもしれないと思ったら

わが子がギフティッドかもしれないと思ったら

作品紹介・もくじ

ギフテッドの特性や育て方について詳しく解説されています。当事者が抱えている困難や優れた面を説明すると同時に、一筋縄ではいかぬギフテッド育児の対処方法なども書かれています。

第1章 ギフティッドの定義
第2章 ギフティッド児の特性
第3章 意思疎通―人間関係のカギとなるもの
第4章 意欲、情熱、アンダーアチーブメント
第5章 しつけとセルフマネジメント
第6章 激しさ、完璧主義、ストレス
第7章 理想主義、不幸感、うつ
第8章 知人、友だち、仲間
第9章 家族関係―ひとりっ子、きょうだい関係
第10章 価値観、慣習、独自性
第11章 育児の難しさ
第12章 2Eといわれる子ども
第13章 学校はどのようにギフティッド児を判定するか

感想・おすすめポイント

今のところギフテッドにまつわる本でこれにまさる知識量の本はないと思います。
こちらは2019年12月に出版された本ですが、我が家が医師に「ギフテッドかもしれませんよ」と言われたのがまさに2019年の12月。ちょうどそのタイミングで出版された本でした。

その数か月後に知能検査をし、「ギフテッド2E」との認定を受けるのですが、当時、目の前の子に途方に暮れ、医師からは突然「ギフテッド2E」と言い渡され、孤独で知識も全くないときにこの本に出会いとても救われました。

本の通りに接してみても、もちろんうまくいかないことだらけでしたが、ひとつひとつの積み重ねですぐには結果は出なくとも子供には伝わっていくのだなとあれから4年の月日を経てそう思います

また、育児に行き詰ったとき、辞書のように引いて手引きのようにも使えます。
題名にもあるように、ギフテッドを育てている親向けの本ですが、親だけではなく、支援者や教育関係者の方にも是非読んでいただきたい本です。

ギフティッド その誤診と重複診断: 心理・医療・教育の現場から

ギフティッド その誤診と重複診断: 心理・医療・教育の現場から

作品紹介・もくじ

ギフテッドの特性と間違われやすい障害を実例をあげながら記載されています。様々なタイプのギフテッドがあることや、ギフテッドゆえの行動特性によって精神疾患と「誤診」される実情が書かれています。

第1章 ギフティッド児・成人ギフティッドの特性
第2章 ギフティッド児と成人ギフティッドの誤診と重複診断
第3章 注意欠如・多動症
第4章 怒りの診断
第5章 観念性疾患・不安症群
第6章 気分(感情)障害
第7章 学習障害
第8章 睡眠障害
第9章 アレルギー,喘息,反応性低血糖症
第10章 嗜癖性障害群
第11章 ギフティッド児や成人ギフティッドが抱える対人関係の問題
第12章 診断のプロセス
第13章 ギフティッドの行動特性と病理学的行動との識別
第14章 ギフティッド児・成人ギフティッドのための医療機関,カウンセラーを見つける
第15章 資料

感想・おすすめポイント

「わが子がギフテッドかもしれないと思ったら」とこの本の2冊が手元にあれば大体ギフテッドのことはわかるはずです。そんなバイブルと言えるような本です。医学用語も多数出てくるのでこちらの方がより専門的な本ですが、実例とともに書かれているので素人でもわかりやすいです。

まさに育てている私が感じていたことなのですが、発達障害かもしれない、けどなんか違うような…。」そんなお子さんがいらっしゃる親御さんにおすすめです。

また「勉強はできるのに扱いづらい」といった子どもを見ておられる学校の先生や教育現場の方にも読んでいただきたい一冊です

ギフテッドの個性を知り、伸ばす方法

ギフテッドの個性を知り、伸ばす方法

作品紹介・もくじ

ギフテッドの子どもを伸ばす育児をするための書籍です。子どもにも読んでもらい自己理解が深まるように、イラストやまんがも多く、読みやすい工夫がしてあります。

第1章 ギフテッドとは、どんな子ども?
第2章 ギフテッド子育て相談事例集
第3章 ギフテッドの育ち
第4章 保護者を支え、子どもを支える「ギフテッド応援隊」
第5章 学校との関係を、どうつくる?
第6章 ギフテッドと発達障害
第7章 ギフテッドの未来

感想・おすすめポイント

今までご紹介した2冊と大きく異なる点は、先の2冊は海外で出版されたものを訳したものですが、この本の編著者及び共著者は、日本の教育現場での発達障害等の特別支援を長年に渡り続けておられる方です。

目線も日本の教育現場から書かれているので、特に第5章の「学校との関係をどうつくる?」は参考になると思います。難しい内容、長い本はちょっと苦手…という方にはまずこの1冊をお勧めします。

才能はみだしっ子の育て方

こちらはKindle unlimitedに登録すると無料で読むことができます。

という月額¥980で200万冊以上の本が読み放題のサービスを利用した場合ですが、無料で読めるのでまずギフテッド教育についての知識を得たい方にはおすすめです。月額そんなに本を読まない方には30日の無料期間があるので、無料期間だけ加入することも可能です。登録後、管理画面で自動更新をオフにすることで、自動更新されることなく30日間利用できます。

作品紹介・もくじ

世界ギフテッド&タレンティッド・チルドレン協議会代表の酒井由紀子さんによる著書です。

Introduction 才能はみだしっ子のリアル
Part① 才能はみだしっ子について知る
Part② 才能はみだしっ子の気持ちを理解する
Part③ 世界各国の才能はみだしっ子のいま
Part④ 日本の才能はみだしっ子が幸せになるために

感想・おすすめポイント

得意なことと苦手なことの差が大きい子のことを「才能はみだしっ子」と表現しています。そしてそんな子どもたちが幸せに生きるための育て方を紹介しています。

具体的な事例をあげることで才能はみだしっ子への理解を深めることができます。

ギフティッドの子どもたち (集英社新書) 

ギフティッドの子どもたち

作品紹介・もくじ

こちらは、最初にご紹介した「わが子がギフティッドかもしれないと思ったら」の翻訳をされた角谷詩織(すみや・しおり)さんが書かれた本です。単行本サイズでページ数も多くないのでギフテッドについての導入にはちょうど良いと思います。
「ギフテッドの専門書」としては、上記2冊をお勧めしますが、とっかかりとしてはこちらが一番読みやすいと思います。

その他のおススメの本

このほかにも続々と出版されています。育児に迷ったときにおすすめの2冊もご紹介いたします。

まとめ

以上、ギフテッドにまつわる本をご紹介しました。

最近はテレビやメディアでも取り上げらる機会も増え、インターネットでも検索すると以前よりは情報は出てくるようになりました。
「ギフテッド」という言葉だけが先行するのではなく、ギフテッドについて正しい理解者や支援者が増えることで、ギフテッドの生きやすい社会につながるといいなと思っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次