中学1年生のピアノのレベルと練習時間 部活と勉強と両立できるのか?

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中学生ピアノレベル

今回は中学生1年の頃のピアノのレベルや練習時間に関してです。
中学生になると勉強が忙しくなったり、部活動で帰りが遅くなったり土日も試合というお子さんも多いのではないでしょうか。

練習時間が取れないから辞めてしまうという人もいらっしゃると思います。我が家の中学生になってからのピアノとの関わり方についてご紹介します。

目次

続けるメリット

現在中学生になり日々とても忙しそうですが、忙しい中学生だからこそピアノを続けることには、たくさんのメリットがあるなと見ていて感じました。

ピアノにはいろいろな効果があると言われていますが、中学生まで続けてきたからこそ感じることもあります。

中学生になって練習時間が取れないからやめようかな、と思っている方に続けるとこんなメリットがありますよとお伝えしてから本題に入りたいと思います。

1.集中力と忍耐力

ピアノの演奏は、1曲弾き終えるのには相当の集中力が必要です。小さい頃から継続的に練習してきているのであれば、集中力や忍耐力が養われているはずです。1曲の演奏時間も長くなるので、集中力もますます鍛えられます。この集中力は、勉強やスポーツなどにもいきていると思います。

2.自己表現力

ピアノは同じ曲でも弾く人によって全く異なる曲に聴こえることがあります。指先から伝わる感情が音に表現されます。なかなか、人前で表現をするということが苦手な場合も、ピアノの演奏なら表現ができるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

3.脳の発達に良い

ピアノの練習は、右脳と左脳をバランスよく使うため、脳の発達に良い影響を与えると言われています。 ピアノは、複雑な指の動きやリズム、和音を同時に扱うため、論理的思考力や創造性を同時に鍛えるといれています。

4.達成感や自信を獲得できる

中学生まで続けていると、昔憧れていた曲が、いつの間にか手も大きくなり、技術も身につき、練習してみるとサラッと弾けるようになります。

難しい曲を練習して弾けるようになった時の達成感は大きなものです。このような成功体験は自己肯定感を高め、自信にもつながります。

6.時間管理能力がつく

忙しいからこそ、練習時間やレッスン時間を考えて捻出しなければなりません。時間の使い方や、例えば曲を仕上げるゴールを発表会とした時の逆算の仕方など、時間管理能力を高めることもできます。

練習時間とレッスンの回数

このように、継続することでプラス面が多いピアノですが、実際のところはこの1年間365日のうち、練習しない日の方が多かったと思います。ピアノに向かったとしても多くて週に30分くらいでした。(1日30分ではなく、1週間に30分)

レッスンに行っていたのは振り返って調べてみると、中学1年生の頃はだいたい月に2回レッスンに通っていました。

もちろん音楽の道に進むのであればこんな練習量ではいけないのですが、趣味で音楽を楽しむとか、他の目的であるなら絶対毎日練習しなければいけないということもないと思います。

小学生の頃は「練習しないならやめなさい」とよく言ったものですが…もう言わなくなりました。

練習しないにしろ、ピアノを辞めない理由が本人の中にあるのであれば、その思いを尊重しようと思って見守っています。

取り組んだ曲のレパートリー

ショパンのノクターン、ワルツに加えて、エチュードに取り組みました。曲数としては決して多くはないですが、現代音楽など色々なジャンルに触れた一年でした。


息子は一般的に上達するために効果的だとされている練習方法も、自分にとって苦痛な場合、その練習方法を避ける傾向があります。音階やハノンのような練習はすっ飛ばし、本来クラシックピアノをやってきている人なら通るであろうツェルニー練習曲やバッハのインベンション、シンフォニアもほとんど取り組まずにここまできました。

ピアノは好きだけれど、練習が嫌い。でも辞めたくない。

そんな息子は、無理に嫌いな練習をするのではなく、本人の特性を見て好きそうな曲を課題にし、その中で表現力や技術的な事を身につけていくという、息子に合わせたレッスンをしてくださる先生に師事しています。

中学生のピアノのレベル

中学生になると、練習時間や、環境などによってピアノへ取り組む姿勢が大きく変わってくるような気がします。

小学生の頃は6年生まで本人の意思でコンクールに出ていましたが、「コンクールに出るのは今年(6年生)で終わり」と宣言していた通り、息子も中学生になるとコンクールのコの字も出さなくなりました。

やはり、中学生でコンクールに出る子は、本格的にピアノに向かい、本気で練習している子であり、技術的にも気持ち的にも差が出てくることをわかっていたのだと思います。

小学生の頃は「ソナチネアルバムに入った」など目安となる教本もわかりやすかったのですが、中学生くらいになると、本格的に音楽の道に進むのか、趣味で続けるのか、目的によって取り組む楽曲も異なります。

そのため同じ年数を習っていても、一概に「中学生だからこれくらい弾けて当然」とは言えなくなってきます。

人と比べるのではなく、去年より少しでも弾けるレパートリーが増えていたら良しとするなど、あまりレベルは気にする必要はないように思います。

参考までにこの1年間で取り組んだ曲の一部をご紹介すると、ショパンはノクターンは第20番「遺作」嬰ハ短調、エチュードは 第5番 「黒鍵」 Op.10-5などを取り組みました。レベルは、全音ピアノピース難易度を参考にするとDからFくらいとなっています。

休会していた作曲を再開

受験もあり、休会していた作曲のレッスンを再開しました。本格的に機材を揃え、週に1回レッスンを受けています。先生に全てお任せしているので、全ては把握していませんが、10曲くらいは作曲したのではないかなと思います。

部活や勉強と両立はできる

何に重きを置くかにもよりますが、部活や勉強とピアノは両立できると思います。時間を何に使うかは本人次第ですが、全く練習の時間が取れないということはないと思います。

両立するために工夫する点としては、

・本人が弾きたい曲、弾けるようになりたい曲を取り入れる
・スケジュールを柔軟に対応していただけるようあらかじめ相談をしておく
・目標を設定する

といったことが最低限できていれば、練習時間を思うように取れなくても、続けることは可能だと思います。

我が家のメインは学校生活なので、定期テスト中は休んだり、部活の大会が入ればレッスンを急遽お休みすることも多々あります。

夏休みなどの長期休みは比較的時間が取れるのでそういった休みの時にレッスンを多めに入れるといった工夫もできます。

これらは全て先生のご理解があってこそ成り立つので、スケジュールに関しては先生と頻繁に連絡を取れるような関係が築けていると良いと思います。

目標に向かって取り組めればOK

この歳になると、ピアノに関して親が干渉することはほぼなくなりました。将来の方向性は音楽関係ではないと言っていることもあり、音楽に関しては息子自信に任せています。

ピアノの練習が負担になり、勉強や部活動などの他の大切な活動とのバランスが取れなくなってしまうと感じる場合、一時的にレッスンのペースを落とすことや、練習時間を調整する方法を考えてみるのも一つです。

また、ピアノを続ける上で目標があるかどうかも重要です。例えば、発表会やコンクールに出たい、あの曲を弾けるようになりたいといった明確な目標があると続けるモチベーションにもなります。

息子も、学校の合唱コンクールの伴奏や、発表会などは自ら率先して出ているので、その目標に向かって自分で限られた時間の中で取り組めたら良いのかなと思っています。

続けるかやめるか迷っている方も、音楽が好きで、ピアノを弾くことが自分にとって楽しい時間だと感じるなら、続ける価値がきっとあるのではないでしょうか。

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