【発達凸凹・ギフテッド2E】反抗期と中学受験が重なった!親の対応と乗り切るコツ

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ギフテッド2E反抗期と中学受験

今回は、反抗期と中学受験が重なった場合の対応の仕方についてです。
反抗期は中学に入ってから、と思われるかもしれませんが、学童期のカテゴリーでもお伝えしたように、息子はこの頃今までにも増して過去最高に荒れていた時期でした。
5年生の前半はまだ通塾もしておらず、は受講していたものの、中学受験の勉強は独学のみ。受験のプレッシャーや塾のストレス、などは理由としてはあまり考えられない状況でした。

もうすでに反抗期に突入し現在対応に困っている方も、まだ反抗期は来ていない方も、突然やってくるかもしれない反抗期への備えとして、経験談に基づきお伝えします。





中学受験のカテゴリーについて

我が家は何学年も先の算数先取りしているような算数が得意なギフテッドでもなければ、英才型のギフテッドではありません。
知能検査で言語理解が高いからといって国語が得意なわけではありません。
あらかじめお伝えしておくと、せっかく読んで頂いても、偏差値30からの御三家合格!とか、これをやったら難関校に受かります!といったノウハウは一切得られませんのでご了承ください。

思春期と反抗期

思春期とは、小学校高学年のころから始まる第二次性徴の出現などの児童期から成人期へと移行する中間の時期。青年期とほぼ同義だが,思春期という場合には性的成熟に焦点が合わされる。それに伴い感受性や気分の高揚、それまで未分化に結びついていた環境からの分化・独立に起因する不安・動揺がみられ,これらは第二反抗期と呼ばれる

引用元「思春期」2024年11月17日 (日) 06:20 (日時はUTC)。

反抗期(はんこうき)は、精神発達の過程で、他人の指示に対して拒否、抵抗、反抗的な行動をとることの多い期間のことである。 子供から大人へと成長する過程で誰もが通るものとされている。 反抗期は2回あるとされ、幼児期の反抗期を第一反抗期(第一次反抗期)、思春期の反抗期を第二反抗期(第二次反抗期)としている。

引用元 「反抗期」最終更新 2022年11月26日 (土) 14:29 (UTC

思春期が始まると性ホルモンが上昇します。つまり「思春期」とは、こどもが成長して大人になっていく過程で、心身ともに変化する時期のことです。通常、女の子は10歳頃、男の子は12歳頃とされており、必ずみんな一度は経験するものとされています。

一方、「反抗期」は、人生において一度ないしは二度あるとされており、二度目は必ずみんなに来るものではありません。ひと昔前は、反抗期がないと心配ということもありましたが、今では親子関係がうまく築けており、子が親に反抗する必要がない場合は反抗期がない子も多くいるそうです。

一般的に、反抗期は、親に対して口や態度が悪くなったり、不機嫌になったりという態度を取ったりします。

わが家のケース

元々、OE(過度激動)の特性が大きい息子の場合、感情の振り幅がとても大きいのですが、3年生くらいから落ち着かない、不満をぶつける、口ごたえ、やらなければならないことをわざとやらないなどが見られました。

後々わかったことなのですが、息子は思春期が通常よりも2、3年早く出現してしまう「思春期早発症」と診断されています。つまり、息子は小学3年生くらいから思春期に片足を突っ込んでいたことに。そのため、まさに息子は受験期と反抗期がぴったり重なってしまったのです。

このように思春期の到来はとても個人差があります。わが家のように、まだまだ子どもだと思っていたら思春期が始まっていた、ということもあります。

そして、思春期の第二次反抗期はある日突然やってきます。反抗期は個人差があるので、いつ始まっても対応できるよう、親として準備しておく必要があります。

反抗期がいつか来ると分かっていても、実際来るとなかなか心身ともに疲弊します。ましてや中学受験と重なった場合、全てがうまくいかなくなることも。親の言うことにはとにかく反抗したい、言われてもやらない、口ごたえをする‥。思い出しただけでも二度と経験したくない思い出です。

わが家のケースはとても極端なので「そこまではちょっと‥」と思われるかもしれませんが、壮絶な第二次反抗期の経験をもとに、親側の対処方法をお伝えします。

理想の受験は一旦手放す

中学受験は親子関係が受験の合否を握る鍵と言われるように、親は子の伴走をし、サポートをし、受験の日まで走り抜けるのが理想かもしれません。

スケジュール管理、塾の送迎、模試の申し込み、プリント類の整理、学校見学の手配、栄養管理など小学生の子供が自分でできないことも多く、その辺りを含め中学受験は、親子の受験と言われます。
そして、親の方が憧れの学校、志望校、偏差値…。思い描いている理想の姿があるかもしれません。

しかし、我が家はそんな理想は捨ててました。毎日公園に直行している息子と現実に向き合うほかありませんでした。受験するのはあくまでも子ども本人。親の理想は一旦封じます。

子どもが勉強をしないときは見て見ぬふり

毎日やらなければならないことはたくさんあるのに、全くやらなかったり、反抗的だったり…。

この中学受験勉強の恐ろしいところはやるべきことが果てしなくあるということです…。1日やらないと次の日はやることが2倍に増えるのに与えられた時間は24時間で変わらないので、どんどんどんどん溜まっていってしまうのです。

だからと言って親が「やりなさい」と言ったところで、やるわけがありません。なぜなら「反抗期」だからです。とにかく、反抗する時期なので、言うだけ無駄だと思った方が良いです

私自身も、最初の頃は学習が遅れてしまうとか、みんなは塾で頑張っているのに、と思い勝手にイライラしていましたが、反抗期の絶頂期は声をかけるのもやめ、勉強しないのが「普通」として見るようにしました。

受け流す力、スルーする力を習得する

言うことをきかないどころか、口ごたえをするのも反抗期です。

特に息子の場合は口が達者なので、人が言われて嫌なことを巧みな表現で捲し立ててくる、といった感じで口撃してきます。

最初は息子の言葉に、いちいちイライラしていたのですが、いつの間にか一切反応をしないというスキルを習得をしました。

我が家は、決め事をするとき選択肢は与えますが最終的に決断するのは本人。本人の意思をできるだけ尊重しています。その理由の一つとして、「自分で責任を持つ」ためというのがあります。

それでも自分に不都合なことがあると、大体親のせいにするか、「あーいえばこう言う」という感じで、口撃し、論破してきます。

私も言われたら言い返したくなる性格なので、気づいたら同じ土俵に上がって口論になっていることもしばしばありました。しかし冷静に考えると相手は小学生。とりあえず、言いたいことを呑み込み、その場を受け流すことで終わらせるようにしました。

ストレス発散の方法を考えておく

息子は息子で、やりたいことがあるのに、やらなければならないことがありできないことにイライラ。
私自身は、何も勉強しない息子を目の前に、イライラ。

ある日こんなに自分の感情を乱されていることがもったいないと思うようになりました。息子は自分とは別人格です。思い通りに行くわけがありません。私は私の時間を取るように意識しました

子供のストレス発散はどうするの?と思うかもしれませんが、息子の場合は、遊んだり音楽を聴いたり動画を見たりゲームをしたり…といくつも自分なりに発散方法を持っていたので、私は私の発散に集中しました。

周りと比べない

一般的には5年生の前半はここまで終わっていないといけない、など集団塾にはカリキュラムがあります。集団塾に通っている子のママたちと話していると、いかに遅れているか、いかにみんな勉強をしているかということに気づかされます。

しかし、息子とその子は目指しているところも違えば、学力も違います。他人の話を鵜吞みにせず、参考程度に聞き流すことも大事だと思いました。実際5年生の夏休みは、みんな夏期講習に通っているところ、我が家は2週間の音楽合宿へ行っていました。

親がブレないことも大切です。

結局のところ

結局勉強をするもしないも、本人次第です。

反抗期はずっと続いていたのでスイッチが入るのもだいぶ遅かったのですが、そもそも中学受験をすると決めたのは本人。本人が必要だと思えばきっとそのうち勉強し始めるはずです。

中学生になった息子を見ていると、あの時あんなにバトルをする必要はなかったなとよく思います。親がとやかく言うよりも、とにかく本人のスイッチが入るのを待つしかありません。

待つ とにかく待つ

反抗期はいつ終わるの?と目の前の我が子に途方に暮れている方もいらっしゃるかもしれません。私自身、出口のないトンネルの中に数年いたのですが、必ず出口は見えてきます。

親としては焦る気持ちもわかりますが、反抗期が始まる時期も終わる時期も、人それぞれです。焦らず、本人のエンジンがかかるのを待つのが一番の対策だと思います。

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