今日の「NHKあさイチ」のプレミアムトークはピアニストの「かてぃん(Cateen)」こと角野隼人さんでした。
音大卒ではなく東大卒という異色の経歴を持ちながら2021年のショパン国際コンクールではセミファイナルに出場されています。
博多華丸・大吉さんも大絶賛でしたが、私も朝から思わず目が釘付けになりました。
トイピアノとグランドピアノを両手で同時に演奏したり、身の回りの生活音を即座にアレンジしたり、カプースチンの曲を演奏したりと盛りだくさんの内容でした。
プロフィール
1995年7月14日 生まれ
千葉県八千代市出身
3歳からピアノを始める。
幼稚園前には足し算や時計を読むことができた。
中学時代はゲーセン通い。
高校3年生のセンター試験1か月前にeスポーツ出場。
学歴 開成中学・高等学校
東京大学・大学院卒業
小学校の勉強が簡単すぎると言い始めたので、お母さまが中学受験の塾を勧めたそうです。
中学校は、御三家ともいわれる開成中学に合格します。
その後、高校3年生の時には、センター試験1か月前にeスポーツに出場しながら東大にも受かってしまうところあたりは本当にすごいですよね。
ご友人の方もおっしゃっていましたが、いわゆる「天才像」に近いとのこと。ギフテッドとは紹介されていませんが、これぞ英才タイプだなと思いました。
以前、ハーバード大学の心理学者ハワード・ガードナーによる多重知能理論(MI理論)の一つ「音楽的知能」について書きましたが、角野隼人さんは音楽だけではなく、様々なエピソードからも「論理数学的知能」も長けているのは間違いありません。
エピソード
最初は、ピアノの先生であるお母さまからピアノを習っていたそうですが、決してスパルタではなく楽しく教えてくれたとのことでした。
お母さまの著書にもありますが、好奇心を引き出すことを大切にされていたそうです。
とはいえ、小学校の頃はピアノに関しては一日何時間も練習していたようです。
中学に入ってからも勉強とピアノの両立を続けており、毎日ピアノには触っていたとおっしゃっていました。
そして、高校2年生の頃は藝大か東大かで悩んだとのこと。藝大に入ったら数学はできないけど、東大に入っても音楽はできると思い、灯台にされたそう。
この二択が受かる前提で迷うことができるのがもう驚きです。
大吉さんも番組内で、「こんなにできる人はすこしくらい偏屈でいてほしいのに(いい意味で)普通ですね」というくらい好印象の角野さん。物腰も柔らかでピアノの演奏だけではなくトークにも引き込まれてしまいました。そんな中、うっかりエピソードも紹介されていました。
・キーボードを電車の網棚に忘れてしまった。
・海外でノートパソコンを忘れてしまった。
・パスタソースをパソコンにぶちまけた。
・インロックをしてしまい部屋着+スリッパで仕事現場へ向かう。
といったエピソードを紹介されていました。何もかも完璧なように見えるので、少し人間味を感じられ安心しました。
まとめ
ピアノも勉強もここまで両立できるのは誰でもできることではないと思います。そもそも職業をピアニストとされている方は、才能がある方がほとんどだと思いますが、コンクールで入賞したり、ショパン国際コンクールに出場するほどの実力を備えるには、当然努力もされているのが垣間見えました。
角野さんは番組内で、SNSでの配信やYouTubeなど今の時代に自分しかできないことをやりたいとおっしゃっていました。次世代のピアニストとして今後の活躍も楽しみです。