Vo.12 “人生の通過点” 中学受験を終えて思うこと 受験の意味を考える 

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中学受験を終えて

今日は都立中高一貫校の合格発表の日です。二次募集など一部合否が出ていない学校もあるかと思いますが、ひとまず2024年度の受験も終えた方も多いのではないでしょうか。本当にお疲れ様でした。

お子さんもご両親も、この怒涛の数日間を完走しただけで素晴らしいと思います。
この感覚は終えてからではないとわからないものがあるんだなと昨年身をもって実感しましたが、皆様もきっとそうなのではないでしょうか。
遊ぶこと、ゲーム、旅行、テレビ、漫画、スポーツ、習い事‥などたくさんの「好きなこと」を我慢してきたお子さんもいるに違いありません。

沈丁花

我が家の中学受験のスタイルはとても変わっていたと思います。
息子が中学校に入ってこんなことを言っていました。

「みんなが受験生時代の話をしている中に入っていけない。多分誰よりも勉強せずにここに入ったと思う。」と。

そう書くととても簡単に、楽して合格できたと思われるかもしれませんが、一言で言うと「壮絶」でした。
こちらのブログでは全ては書いていません。あまりに壮絶すぎて書くのを躊躇ったという方が正しいかもしれません。

息子は「好きなこと」と「中学受験」を絶対両立するんだ!という強い思いがあり、最後までその思いを尊重しました。両立できたかというと、答えは本人の中にしかないと思いますが、悔しい思いをしたのも事実。

それでも息子は最後、「受験させてくれてありがとう」と言いました。

今までの荒れっぷりからも、そんな言葉が息子から出るとは正直思っておらず、返しの言葉が咄嗟に出てきませんでした。

何が正解で何が間違いというわけでもなく、自ら選択し、最後までやりきったこと、中学受験に12歳の子が挑んだこと自体が偉業だと思っています。そして、受験の意味は合格することでもなく、偏差値の高い学校に行くことでもありません。受験を通して、本人が内省し成長するところに意味と価値があることに気付かされました。

そして、言葉にするのが難しいのですが、子どもなりの「強さ」を感じました。
親が思っている以上に、子どもは強いです。

第一志望が不合格だったとしても、失敗でも負けではありません。第二志望の学校も二番目に行きたい学校であったはず。
なのになぜかかすんで見えているとしたら、もったいない!せっかくご縁があった学校。4月からきっとお子さんの居場所になると信じています。
とはいえ、考えた末、公立を選んだとしても決して間違いではないと思います。

第二志望も第三志望もダメだったという場合もあると思います。

それでも中学受験が人生の全てでは決してありません。
1年経ってより思うのですが、中学受験は通過点に過ぎません。その自身が選んだ場所で本人がどう過ごすかにかかっています。選択した道を自信を持って進んでほしいと思います。

今回をもちまして息子の2E中学受験日記は終わりとさせていただきます。
また、実年齢と近づいてきたこともあり、息子のことに関してもこちらでは一旦おやすみさせていただきます。

同じような悩みをお持ちの方のお役になれたらと、3年前から始めたこちらのサイト。当初に比べたらだいぶ「ギフテッド」という言葉も世の中に認知されてきたと感じています。それと同時に言葉だけが先走っているような報道もあったりと当サイトを継続するかどうか考えた時期もありました。

時には同じようなお悩みを持たれた方からのメールなどとても励みになりました。ありがとうございました。

これからもギフテッド育児にまつわることは発信できたらなと思っております。

受験に関しては、「壮絶」な部分と、中学校に入学してからの現在の様子についてnoteにて非公開記事で詳細を記しました。怒涛の1年だった我が家としては、そこを一番お伝えしたい気持ちもあったのですが、プライベートなことであるためこのような形を取らせていただいた点ご理解いただきますようお願い申し上げます。
是非ご興味のある方のみ読んでいただけたら幸いです。

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note

note(ノート)
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中学受験用に購入したものの、ほとんど使わなかった中学受験の参考書、問題集はこちらにまとめています。

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