ヤマハ音楽教室の幼児科は簡単すぎて意味ない?実際に通った感想

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ヤマハ幼児科

ヤマハ幼児科は簡単すぎるとか、意味がないと言われることがあるようですが、実際のところどうなのか気になりますよね。
最初に結論からいうと、我が家のヤマハ幼児科に通った感想は「やってよかった」の一言です。

上の子は年中から幼児科に2年間通い、その後ジュニア専門コースへ進み、1年間通いました。下の子は年少の時に1年間「おんがくなかよしコース」に通いました。このタイミングで引越しのため個人の先生に変わったのですが、引越しがなければおそらく続けていたと思います。

そんな我が家もお世話になったヤマハ幼児科が、2024年春にリニューアルされました。現在年中さん以上のお子さんは2024年度はそのまま従来通りですが、ヤマハ音楽教室は「YAMAHA MUSIC SCHOOL」へリニューアルするに伴い、現在年少さんの3歳児から、「ぷらいまりー」に変わります。

まだ始まったばかりの「ぷらいまりー」ですが、詳細HPを見る限り、レッスンの進め方や内容は「おんがくなかよしコース」「幼児科」とほぼ変わらないような印象です。そこに「個人レッスン」が付くかつかないか、という違いのようです。

ヤマハって実際のところどうなんだろう

始める前に少しでも中身を知りたい!という方や、これから音楽を習おうと思っている未就学児をお持ちの方へ。今回は、ヤマハの幼児科に通うとできるようになることや、良かった点について詳しくお伝えしています。

ヤマハ幼児科とピアノ個人教室を比較している記事はこちら↓

目次

ヤマハ幼児科って何するの?

ヤマハ音楽教室は、「音楽教室」です。ヤマハが目指しているのは、HPにあるように「子どもたちが自ら音楽を楽しめるようになること」です。
決して「ピアノ教室」ではありません。

ヤマハ幼児科でやること
  • 聴いた曲をくり返しドレミで歌ったり弾いたりすることで、音楽的な耳を育てます。
  • 「きく」「うたう」「ひく」「よむ」「つくる」といったさまざまな角度から、言葉を覚えるように音楽に親しみます。

具体的にはエレクトーンを使ってヤマハオリジナルの教材に基づいたレッスンが行われます

レッスンの初めは毎回オープニングソングから。元気に歌うことから始まります。
レッスン中は、親子同伴なのでエレクトーンの横に座って一緒にレッスンを受けます。今思えば、一緒に音楽を習った時間はとても貴重な時間だったと思います。そんな親子の時間を持てるのもヤマハの魅力です。

ヤマハは音楽教室なので、弾くだけではありません。盛りだくさんの内容が詰め込まれており、幼稚園児でも飽きないレッスン内容になっています。

具体的には、年齢問わず必ず毎回あるのが先生の弾くピアノに合わせて歌うこと。お歌を歌うこともありますが、先生が弾いた音を聞こえた通り「ドレミ」で歌ったりしていく中で耳をどんどん育てます。

弾くことに関しては、年齢が上がるにつれて徐々にステップアップしていきます。3歳児のクラスは鍵盤でドレミを意識して弾くことはほとんどしませんでした。エレクトーンは音色を変えられるので「ゾウさんが歩く音」といったようにイメージに合う低い音を鳴らしてみたり、音の高低差を感じたり、はじめのうちは音遊びのような感じで鍵盤に触れていきます。

そして徐々に片手ずつ、鍵盤を弾くレッスンにシフトしていきます。ヤマハの音源を流しながら弾くので、合わせて弾く楽しさも感じることができます。4歳以降は、左手のパートと右手のパート、などグループの仲間とパート分けをしてアンサンブルをすることもあります。

そしてきく、うたう、ひくだけではなく、楽譜を「よむ」こともします。教室の前方にある大きな五線の書かれたホワイトボードで音符や記号も学びます。

グループレッスンに関しては、みんなで1曲ずつ進めていくので進度の感じ方はそれぞれだと思います。確かに教材自体は、2年経って16小節くらいの楽曲を両手で弾けるようになるレベルなので人によっては簡単かもしれません。ピアノを上達したい人にとっては「意味がない」「物足りない」という風になるかもしれません

しかし、お子さんに「音楽の楽しさを知ってほしい」という方には大きな意味があると思います

また、新しくなった「ぷらいまりー」はグループレッスンに個人レッスンを月1回から3回付けられるようになるので、個々で弾く力に差が出てくるのではないかなと思います。これに関しては、まだ新コースが始まったばかりなので3年後にどうなっているか分かりません。

レッスン形態・金額

従来の幼児科

スクロールできます
対象4歳(年中)、5歳(年長)
レッスン形態グループレッスン(1クラス10名程度)
レッスンは保護者の方と一緒
レッスン回数年40回
レッスン時間1回60分
レッスン費用7,150円(税込・月額)
入会金施設費教室による
開講5月
期間2年間(年長で入った場合は年長、一年生の2年間)
参照 ヤマハHPより

新しくなった「ぷらいまりー」

対象3歳(年少)〜5歳(年長)
レッスン形態グループレッスン+個人レッスン
レッスン1年目は保護者同伴、2年目後半以降は任意
レッスン回数年40回
レッスン時間1回50分(グループ)、1回20分(個人)
レッスン費用■ぷらいまりー1
グループのみ: 6,600円 または 7,150円
グループ + 個人月1回: 8,580円 ~ 9,460円
グループ + 個人月2回: 設定なし
グループ + 個人月3回: 設定なし
■ぷらいまりー2・3
グループのみ: 7,700円 または 8,250円
グループ + 個人月1回: 9,680円 ~ 10,560円
グループ + 個人月2回: 11,660円 ~ 12,540円
グループ + 個人月3回: 13,640円 ~ 14,740円
※レッスン料は平日・土日の受講曜日によって異なります。
入会金施設費教室による
期間3年間
参照 YAMAHA MUSIC SCHOOL HP

レッスン料金は、全国一律の値段で決まっていますが、施設費などが教室によって異なります。今まで2年間だった幼児科が3年間のコースに変わりました。リニューアルの目的としては、「弾く力」を育むことだそう。

グループレッスンと個人レッスンを組み合わせて受講することで、さらに弾けるようになるのを目指すようです。

ではヤマハで良かったこと、ヤマハ音楽教室幼児科のメリットをお伝えします

自分の好きなもの、特技に出会えたこと

まず第一に、自分の特技、好きなものを見つけられたことです。

ヤマハを始めた当初は、こんなにピアノに夢中になるとは思っていませんでした。

当時年中さんだった息子は他にもたくさん興味があることや好きな遊びがありましたが、当時から今も継続していることは「音楽」くらいです。

現在は中学生ですが、クラシックピアノと作曲は続けています。

音楽が身近なものになったのは、親としてもとても嬉しいです。これから大きくなって、中断することがあったとしても(実際数カ月前、もうクラシックピアノは辞める!と言い離れた時期もあります)きっと音楽は生活の一部になっていると思います。

耳が育つ

そして2つ目はヤマハならでの良さ。耳が育ちます。
週に一回ですが、二年間「うたう、きく、ひく」のレッスンを繰り返すうちに知らない間に聴覚が鍛えられていました。
和音の聞き取りはもちろん、ある日突然、幼稚園で歌っていた歌を両手で弾き始めたり、幼児科の終わりにはカシオの電子ピアノの自動演奏に入っているメヌエットやトルコ行進曲を耳コピで弾き始めました
これに関しては、ヤマハ幼児科に通っているからと言ってみんながみんなできるようになるわけではないと思うのですが、HPによると、

4,5歳児を対象にした幼児科のレッスンでは、聴いた音を歌い、歌い覚えた音を弾くというプロセスを通して、音感を無理なく自然に身につけていきます。ヤマハ音楽教室で学ぶと、聴こえた音楽を楽譜がなくてもその通りに鍵盤で真似して弾けるようになります。

ヤマハ公式HPより

と記載があります。

今ではJpopやゲーム音楽、クラシックまで耳コピで弾いてしまいます。
ちょうど幼児科2年を終えた頃の耳コピ演奏です。☟

みんなで合わせて演奏することの楽しさを知ることができた

息子の幼児科クラスは5人の少人数のクラスでした。毎回レッスン中はみんなでパートごとに分かれて演奏したり、アンサンブルをしたりします。これはグループレッスンの一番の醍醐味ではないでしょうか。
みんなで弾くと、一人では決して出せないハーモニーになるアンサンブルが特に息子は好きでした。

リズム感が養える

主に使う楽器はエレクトーンですが、カスタネットや手を叩いたりしてリズム遊びもします。
お母さんと向かい合って手を使って音楽に合わせて踊ったりするので、五感をフルに使います
感受性も豊かにしてくれます。

人前に出ることに抵抗がなくなる

数か月ごとにお母さんの前で歌を歌ったりするミニ発表会がありました。
大人数でホールを借りての発表会はヤマハの教室によって違うのですが、通っていたところは二年に一度開催でした。ちょうど幼児科修了時にあったのですが、ほかの曜日のクラスと合同で「お花のワルツ」を弾きました。
みんなの心が一つになって演奏できたときはとてもうれしそうにしていました。

小さい頃から大きな舞台に立つ経験ができたのはとても貴重でした。

弾くことだけではなく歌も好きになる

最初のレッスンは「ド・ド・ド」から始まります。簡単すぎるのも事実です。しかし2年間終えた頃には16小説くらいの曲を両手で弾けるようになります。「幼稚園生が両手で弾ける」というのはやはり習っていないと難しいことだと思います。

ヤマハは音楽教室なので弾くだけではなく歌も歌います。自然と普段も口ずさんだり、弾くだけではなく歌くことも大好きになります。結果、歌うことも含め音楽全般が好きになりました

まとめ

以上いかがでしょうか。
ヤマハ音楽教室が目指している目的通り、自ら音楽を楽しめるようになりました

音楽の楽しみ方はそれぞれだと思いますが、聴くことはもちろん、鑑賞すること、演奏すること、作ること、ゲーム音、クラシック、ポップス、など幅広いジャンルに興味を持つきっかけになるでしょう。
目的が合えば、ぜひヤマハ音楽教室の幼児科はおすすめです。

そして、幼児科自体を二年間続けたことはとてもよかったのですが、幼児科を終えて次の進路を決める際に再び「ヤマハか個人ピアノ教室か?」という問題にぶつかります。

ヤマハ音楽教室の幼児科のその後が気になる方はこちらもあわせてどうぞ☟

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