ギフテッドの3歳の頃と表題にしていますが、そうは言ってもこの頃は、わが子がギフテッドだと思って子育てはしていませんでした。この頃の育児日記には「~はどうしてなの?」「なんで〇〇なの?」と聞くことが多いと書いてありました。
ギフテッドの一般的な特徴についてまとめたものはこちら☟
母子分離がスムーズ
幼稚園入園というと、それまで保育園に通っていなかった子はここで初めての母子分離を経験することになるかと思います。
登園初日、上に兄弟がいる子は比較的スムーズにお母さんと離れられていましたが、なかなか離れられず泣いている子、教室に入れずもじもじしている子もいる中、息子は後ろも振り返らず入っていきました。
人見知り、場所見知りもほぼしない子だったので、それ自体は特に驚きませんでしたが、その日から年中さんの途中まで一度も嫌がったことはありませんでした。
とにかく寝る
年少児のときは14時がお迎えの時間でした。相当疲れていたのか、帰ってきてから夕方までほぼ毎日お昼寝をしていました。
お昼寝をしない日は17時に力尽きて寝てしまいそのまま朝まで寝る、なんていう日もよくありました。
お昼寝の延長で朝まで一度も起きずに16時間寝続けたこともあります。0歳の妹もいたので夕方からは、夕飯!お風呂!歯磨き!と、毎日時間との闘いでした。
遊ぶときは全力で遊ぶ、寝るときは全力で寝る!というスタイルでした。
ギフテッドの本には、「睡眠が短い」「寝ない」と書いてあるのをよく目にします。
しかしそれとは逆に、「学校は感覚が過敏なギフテッドには刺激が多く疲れてしまう、集団行動で人に合わせたり気も疲れるので、帰ってくると眠くなる」ということもあるようです。幼稚園の3年間はまさに後者のほうで、きっと疲れた体と脳を休めていたのだと思います。
そして、9歳ごろからとても睡眠時間が短くなります。これはまた追々書いていきます。
話が上手と担任の先生に言われる
個人面談では、とにかく元気ということと、お話を順序立て説明することができる。と担任に言われたのを覚えています。
「この年齢で時系列に沿って話すのはすごいですね」とのこと。
サンプルが我が子しかない私としては、「そうですか」という感じで、それがとりわけすごいこととは思っていませんでした。男の子は女の子に比べて言葉がゆっくりと言われることがありますが、息子はおしゃべりは上手でした。
じっとするのが苦手
このころから「多動」が目立ってきます。
座ってお話を聞く、一列に並ぶ、一斉にお遊戯をする、運動会の練習、などなど日本の幼稚園は集団行動が常に要求されます。ダンスも歌も大好きで、集団の輪から飛び出てしまうことはなかったようですが、動いてはいけないときに動いてみたり、じっとしてお話がきけなかったり、といったことがあったようです。
それもまだ3歳だし年相応かなと、親としては特に気に留めていませんした。
工作が好き!でも不器用
この頃から、戦隊シリーズにはまり始め、自分で紐を腰に巻いてベルトを作って剣を挿したり、お面を作ったり工作で自分で欲しいものを生み出すことが好きでした。一度集中すると気が済むまでやり続ける。というような性格がでてきたのもこの頃な気がします。
幼稚園で廃材を使って工作をする機会が頻繁にあったおかげもあると思いますが、あるもので工夫して作ることが好きでした。
一方、手先は器用ではなかったので折り紙などは角と角が合わせられなかったり、ぬりえは決まってはみ出したり雑だったりと細かい作業は得意ではないようでした。絵も線が細く、得意なほうではありませんでした。
これも後々知ったのですが、ギフテッド児は手先の運動は平均よりも低く、手先が不器用なことが多いようです。
レゴも好きで、車をつくって車としては遊んでいましたが、それよりも段ボールや廃材、紐を使って自分が頭でイメージした作りたいものを作る方が好きでした。
砂いじりからお友達とトラブルに
初めて友達とトラブルになります。
運動会の練習をしていたとき、待機時間が息子は暇だったのでしょう。
暇なときじっとすることが苦手な息子は砂に指で字を書いたり砂遊びをしていたそうです。
その息子に対して、正義感の強い女の子が「砂遊びしたらだめなんだよー」と注意してきたそう。その子とは、同じクラスでもなく特に面識がなかったようですが、待っているときに砂遊びをしてはいけない!という正義感から、息子に注意してくれたのだと思います。
しかし、せっかく、楽しく、自分の世界で遊んでいたときに、注意をされたのが息子は気に入らなかったようで、砂をその子にかけてしまい目に入って眼球が傷ついたと親御さんから言われ問題になりました。
砂遊びをしていた理由も(暇だから)(おもしろいから)、砂をかけた理由も(うるさいから)だということはわかるのですが、砂をかけるのはもちろんダメな事なので、なんでそんなことをしたの!とその時ばかりはかなり私も叱りました。
この事件を息子本人は覚えているのかわかりませんが、小学校時代はクラスの正義感溢れる女子が大の苦手でした。
大体しっかり者の女子とは激しい口論になり問題になります。
お箸が使えるようになる
3歳半からお箸が使えるようになりました。練習は本人が興味を持ち始めたので、2歳になったころエジソン箸から始めました。年少さんの二学期にはお弁当に普通のお箸を持っていくようになりました。
この頃から大人びた発言をする
冬(3歳10か月頃)胃腸炎にかかり、嘔吐と下痢で点滴をしました。予防接種では生まれてから一度も泣いたことがないので、点滴ももちろん泣きませんでした。
そして、心配している親に向かって
「ぼくはもう大丈夫だから心配するな!!」と点滴を打ちながら男らしい大人びた発言をしていました。
知的好奇心をくすぐられるもの
この頃は車好きから派生して、飛行場ではたらくくるまや、消防車や救急車などのはたらくくるまにはまっていました。実物の車を見るためにイベントに足を運んだり、実体験ができるような機会をつくるようにしていました。
王道の警察官や消防士さんも好きでしたが、「渋滞」そのものを見るのが好きだったり、「立体駐車場」「交通整理員」「陸橋」「高速道路」などもワクワクするようで、それらをみると興奮していました。
3歳の習い事
このころはちょうど下の子も0歳、2度目の転勤があったばかりで生活に慣れるので精いっぱいで、習い事をする余裕は全くありませんでした。「産後+新しい土地+幼稚園生活」のトリプルパンチで私自身、体調を崩しがちになった時期でした。
息子も幼稚園に行くだけで疲れて帰宅後は毎日昼寝だったのもあり、特に探しもしませんでした。引き続きこどもちゃれんじ のみ受講していましたが、これといってお勉強はさせてはいませんでした。
【4歳】のギフテッドの特徴につづく☟
まとめ
3歳児は初めての集団生活が始まり、お友達と関わる時間が増えます。
幼稚園に入って初めて、息子と同世代との関わり方を見てわかることもありました。3歳児の頃の様子をまとめると
・時系列に沿って話せる
・多動のような行動が目立つ
・言葉の言い回しが一般的な3歳児よりも大人っぽい
・長時間睡眠
・正義感の強い女の子が苦手になる
育児に対して私自身もどうしたらいいかな、と悩むことが少しずつ出てきたのもこの頃からでした。
とはいえ、この頃は下の娘も0歳の赤ちゃんだったので手がかかり、毎日バタバタ過ごしていたので息子がどうというより毎日こなすことで精一杯の日々でした。
以上、幼稚園年少さんの頃の記録でした。また思い出したら追記していきます。
※当サイトの我が家の3歳児の記事内容をあたかも患者さんの例のように挙げているサイト(臨床心理士をうたっている大阪のとあるサイト)を見つけました…。一切関係はございません。ご注意くださいませ。